白内障
白内障とは「水晶体が濁り、視力が低下する病気」です。
白内障は加齢による影響が多く、その他糖尿病、アトピー、ステロイドの服用や外傷などによっても起こる場合もあります。残念ながらいまだに白内障を治す薬はありませんが、進行を遅らせる点眼薬があります。白内障治療の主流は手術です。手術の方法は超音波水晶体乳化吸引術と言い、超音波で濁った水晶体を小さく砕いて吸い取り、その後で人工の眼内レンズを折りたたんで眼の中に入れます。この方法だと傷口が小さくて乱視がおきにくく、手術後の回復も早く済みます。眼内レンズ(眼に入れるレンズ)には最近、乱視用レンズや遠近両用レンズなどが開発されています。遠近両用レンズの場合、健康保険が使えませんので、手術前後の診察や手術がすべて自費負担となる場合があります。但し、先進医療となる場合がありますので手術を受ける施設で相談して下さい。
白内障手術を受ける時期については特に決まりはなく、受ける人により様々です。目安としたら日常生活に不自由を感じた時ということになります。
【外部リンク】
- 日本眼科学会「目の病気 白内障」
- 日本眼科医会「白内障と手術」、「白内障手術と眼内レンズ(眼内レンズを上手に選ぶために)」、「白内障手術を受ける方へ知っておきたい白内障手術のケア」